世界観 †争いの起源 世界のどこかに、一つの小さな国がありました。 その国は、女王様とその側近たち4人によって治められていました。 ですが、女王様は急に病でお亡くなりになってしまいます。 女王様は、死ぬ間際にこのようなお言葉をお遺しになりました。 「わたくしの死後、全ての財産・地位は"アリス"に譲ることとします。すでに人に頼み、全ては"アリス"に託しました。」 ご結婚されていなかった女王様には"アリス"などというお子様がいらっしゃるわけはありません。 どうしたらいいのかわからず戸惑う側近たちの前に、ある時"アリス"を知るという一人の人物が現れます。 そしてその人物から、驚きの事実が知らされました。 "アリス"とは、女王様が以前可愛がられていたというぬいぐるみだということ "アリス"に託された財産・地位を守るという命を受けたのが自分だということ 自分の素性、女王様との関係、"アリス"の場所は一切明かさないよう命じられたということ そして最後に、"アリス"を最初に見つけ出したものに、"アリス"とそれの持つ全てを譲るということ・・・ はじめはあまりの信憑性のなさに耳を傾けようとはしなかった側近たち・・・ しかし最後の言葉を聞くやいなや空いた王座と財産を取られてはならない、と目の色を変えて"アリス"の捜索を始めたのです。 側近達の目的は、時を経るうちに一人ずつ違ったものになってゆきました。 一人は、王座につき、全ての富と権力を手に入れるために 一人は、女王の遺志を継いで政治を行っていくために 一人は、王制を廃止し、民によって国を治める世にするために 一人は、賄賂を受け、貴族に政治の実権を握らせるために その目的のためにはまず、自分以外の3人に"アリス"を見つけられてはならない。 そのことを悟った彼らは派閥を作って部下を率い、再び"アリス"の捜索を開始しました。 彼らの名前のイニシャルがH S D Cだったことから、いつしかそれぞれの派閥はトランプになぞらえられました。 派閥はハート、スペード、ダイヤ、クラブと呼ばれるようになります。 側近たちはその派閥のトップとしてA(エース)と呼ばれ、その部下たちもまた同様にトランプの数字で呼ばれました。 それから、水面下での熾烈な争いが始まったのです。 †国事情 小さいながら他国と海に隣接しています。自然も豊富です。 四季がはっきりしています。 春は花、夏は海、秋は山、冬は雪と季節毎に色々な楽しみがあるようです。 昔からイベントを大々的に祝う風習があり、何かあるたびに国民総出で祭りが行われています。